うつ病の薬-SSRI

うつ病の薬、SSRIとは、セロトニン再取り込み阻害剤(Selective Serotonin Reuptake Inhibitor)の略です。
うつ病の原因に、脳内物質のノルアドレナリン量・セロトニン量の低下によるものと言われており、SSRIはセロトニンに効果を発揮します。


このセロトニンは、脳内神経の細胞の継ぎ目にある隙間・シナプスの間を流れており情報伝達を行っておりますが、うつ状態にある人はこのシナプスに少ししかセロトニンが流れていません。
SSRIによってセロトニン濃度を上げて憂鬱な気分を修正、前向きな思考ができるよう手助けをします。


SSRIは、特に軽度から中度のうつ病に用いられるほか、パニック障害・強迫性障害・神経性大食症・社会不安障害などにも有効とされおります。


副作用には、吐気・嘔吐・などの消化器症状が飲み始めに現われることがありますが、服用後一週間程で治まります。
他、不安・不眠・頭痛・性機能障害なども起こる場合があり、特に性機能障害は重大ですので医師に相談するようにしましょう。


また、急に服用をやめると、めまい・睡眠障害・吐気・発汗などが現われることがありますので、服用をやめる時は医師の指示に従い、少しずつ量を減らすようにして下さい。


以下がSSRIの薬剤の種類です。

  • フルボキサミン (商品名 デプロメール・ルボックス)

  • パロキセチン  (商品名 パキシル)

  • サートラリン  (商品名 ジェイゾロフト)

  • フルオキセチン (商品名 ブロザック)
    *2007/2月現在、日本未承認。アメリカでは最も広く用いられています。

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